(23)ニョグタ


悪臭を放つ暗黒の塊、闇に棲みつくもの

腐った吐瀉物のような臭いと、死を感じさせるオーラ。ニョグダに関する情報は、断片的なものばかりだ。
その飽くなき食欲から崇拝者の生命までも「食事」にしてしまうという。身の回りで陰鬱な臭いを感じ取ったなら、その場から離れなければならない。近くに吸血鬼と化したニョグダの崇拝者が紛れているから。遭遇したなら、胸を押さえなければならない。「ありえべからざるもの」に、心臓をわしづかみにされてしまうから。