(21)トゥールスチャ


冷たく燃え盛る深緑の踊り手

死、腐敗、衰退を糧とする外なる神。緑の炎の揺らめきはかなたでまどろむアザトースを慰めるための踊りだ。
しかし、その姿は炎にしてはありえないほどに冷たく、不気味な冷気をまとっている。トゥールスチャの炎をくぐった物は魔力を帯びるとされる。では、燃やされた者はどうなるのか? 想像のとおり、おぞましい結果が待っている。焼かれた者はかの邪神の意思なき眷属となり、空の眼窩が燃え尽きるまで操られるのだ。