(14)シアエガ


暗闇に潜むもの、すべてを見通す1つ目

シアエガは緑色の巨大な1つ目を持つ、実体化した闇そのもののような存在だ。かの神はドイツ西部の片田舎に潜んでいるが、その地域の住民には奇妙な催眠暗示がかけられているのだという。
当人たちはそのことを知ってか知らずか、人間を生け贄にささげるという邪悪な儀式を行ない続けている。遠い異国の話だと思ってはいけない。われわれのよく知る田舎の観光地にも、同様の暗示をかけられた人々が潜んでいるかもしれないのだから。